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2013年11月 9日 (土)

「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」を見てきました

見る!


普段あまり映画など見に行かないのですが(映画全般興味がない)、これは行かねば、ということで「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」を見てきました。

BEATCHILDとは、1987年8月、熊本県の阿蘇にできたオープンエアのイベント会場「アスペクタ」のこけら落としとして開催されたオールナイトのロックフェスです。まだ当時は、ロックフェス的なものがあまりなく、かなりセンセーショナルでした。僕は高校生で、雑誌で読んでとても興奮した記憶があります。

僕、その頃はちょうどバンド始めたりとかしていて一番音楽に敏感な時期でした。BEATCHILDは、当時人気のアーティストが勢ぞろいしていました。THE BLUE HEARTS、RED WARRIORS、BOΦWY、THE STREET SLIDERS、尾崎豊、岡村靖幸、渡辺美里、白井貴子、ハウンドドッグ、佐野元春などなど。これだけのメンバーが一度に見られるのですから、そりゃすごいですよね。

このBEATCHILDは、伝説になっていました。なぜなら、天候が最悪。土砂降りの雨と風、そして雷。7万2000人が会場に集ったのですが、倒れた人は500人いたとか。まだ大規模なイベントがあまりなかったので、体制も万全ではなかったようです。

そのBEATCHILDが26年の時を経て映画化されたわけです。ただ、主催のマザーエンタープライズという会社所属のアーティストだけのライブを集めた番組がテレビでやっていて、それはビデオに録画してすごい見ました。THE HEART、RED WARRIORS、尾崎豊、ハウンドドッグあたりの映像は記憶にあります。

今回は、それ以外のアーティストの当時のライブが見られると、胸踊らせていきましたよ。ええ。

で、映画の感想です。ネタバレ含んでいますので、お気をつけて。

全体的にドキュメント形式に仕立てており、前日のリハーサル(晴天)の模様から当日のライブへと進んでいきます。ただ、長いんだ、この辺りが。30分以上はリハーサル風景なんですよ。ま、ミュージシャンたちのリラックスしている姿が見られて、それはそれで面白いんですが。

それでライブ映像へと進みます。実は当日出演していたミュージシャンのうち、前座のTHE HEART、UP-BEAT、小松康伸はこの映画には出てきません。個人的にはそれも見たかったんですがね。小松康伸って誰か知ってるかな。「鏡の中の偽りのフェイス」って曲が好きだったんですけど。

ライブ映像については、ダイジェストっぽい感じで、1アーティスト2〜3曲くらい。しかも曲が丸々流れたのはほとんどないですね。

一番心に残ったシーンは、白井貴子。出番前、大雨のステージを袖から見ていて、すごい不安そうにしている表情がよかった。で、ステージに上がったら雨がすごくて、ギターがトラブルで音が出なくなり、1曲目はギターなしの演奏になっていました。そんななか、白井貴子は上着を脱いでバケツの水をかぶり、とにかく唄いまくる。かっこよかった。

白井貴子以降、足元にあるモニターはダメになったようで、ほとんどのアーティストはサイドモニターだけで演奏していたようです。佐野元春がトリでしたが、やはり足元のモニター(通称ころがし)はありませんでした。そんな状況でもライブやるんだから、すごいなー。プロ根性というか。もうなんかその辺が印象に残っています。

悪条件の中でもみんなすごいやりきっていて、かっこいいなーと思いました。初見となるTHE BLUE HEARTS、岡村靖幸、白井貴子、BOΦWY、渡辺美里、佐野元春が見られてよかった。

ただ、途中途中、天候が悪いことをアピールする映像やナレーションなどがあって、「伝説でした!」ということを強調し過ぎなような気がしました。ほんとはもっとみんなのライブが見たかった。淡々と、当時のお客さんになったつもりで、BEATCHILDを体験したかったな。

極めつけは、最後に主催者の春名さんという人が出てきて、謝罪してたんですけど。もうなんか浮きまくりだし、映画館が笑いに包まれてました。あれは不要だと思います。ぶち壊し。でも、正直なところ、かなりギリギリなイベントだったと思うんです。死者が出たっておかしくないなと思います。だから、何かしらのエクスキューズを入れておきたかったんでしょうね。

そうするんであれば、もっと当時の関係者や観客、ミュージシャンにインタビューしてそれを盛り込んでいくとか、そういうやり方あったと思うんだけどな。難しいところもあるんでしょうが。

ナレーションで「ベイビー大丈夫か?」と何度も出てくるんですが、全然かっこよくなかった。なんだろう。あえてどんくさい感じにしたのかもしれませんが。ハリー(THE STREET SLIDERS)の「いってますかー」のほうが5万倍くらいかっこいいんだけど。

でもまあ、26年前の伝説のイベントが、こうして見られたので、それは素直にうれしいし、よかったなと思います。

映画見てて思ったんですが、ミュージシャン同士の関連性がいろいろあるなと。白井貴子は過去に佐野元春のバックコーラスグループ「プリティフラミンゴス」に在籍。岡村靖幸は渡辺美里に詩を提供していました(19歳の密かな欲望とか)。渡辺美里のバックバンドのギターは佐橋佳幸(松たか子の旦那)で、現在彼は佐野元春のバンド(THE HOBO KING BAND)にいます。あと、尾崎豊はTHE STREET SLIDERSが好きで、「一緒にバンドやろう」と持ちかけたなんていう話もあったような(もちろんTHE STREET SLIDERSは断ったようですが)。リハーサルのとき、尾崎がTHE STREET SLIDERSを見てうれしそうにしていました。

まー、そんなことはあんまりBEATCHILDには関係ないんですけどね。

DVDもテレビ放映もないということなので、映画館で今しか見られません。11月15日くらいまではやってるところあると思うので、興味のある方はぜひぜひ見てください。

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コメント

うらやましい。本当に

投稿: 東京☆カッターナイフ | 2015年1月21日 (水) 12時04分

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